寺田研究室学生部屋ページ > 論文 > 視覚的コンテキストを用いた検索結果の提示

視覚的コンテキストを用いた検索結果の提示


著者

井桁 正人

論文名

視覚的コンテキストを用いた検索結果の提示

発表年月

2011年2月

発表学会等

電気通信大学平成22年度修士論文

概要

 何か知りたいことがあった場合,Google等のWeb検索エンジンを利用することは最早一般的な手段と言える.しかし何か調べるために,特定のサービスやページが目的ではなくWeb全体からページ内部に所望の情報が存在するかを検索する場合(以下,調べ物検索とする),検索結果ページ(Search Engine Result Page.以下,SERPとする)上のスニペット(ページの見出し)が有効である.このスニペットからユーザはそのページを見るべきか判断し,実際にページを開いて閲覧しながら目標を探すことになる.
 しかし,スニペットは断片的なテキスト情報のため,実際の見栄えとは異なる. またスニペット上に見たい情報の記載が存在しても,ページを開きスニペットの箇所までスクロールする手間が発生してしまう.
 この問題を解決するために,実際の見栄えとしてページのデザインやレイアウトによる表現である視覚的コンテキストに注目する.これは例えば何か解説を探している場合,そのキーワードが見出し語になって説明されていればそれは有効なものである可能性が高いと判断でき,リンク集として列挙されていればそこには解説はないだろうと視覚的に把握できるものである.

 以上の様な問題点に対して視覚的コンテキストを提示することで,SERP上でのページの選択及び所望の情報までのナビゲーションを支援することを本研究の目的とする.そのようなシステムのプロトタイプの設計による予備実験を含めた設計,実装,評価を行った.

 プロトタイプシステムに対しての予備実験により得られた知見を最終的な提案システムとした.その評価の結果,検索結果への視覚的コンテキストの提示はユーザのページ選択について有効であることを示せた.今後の課題として,検索・視覚的コンテキストの軸となるキーワードの入力支援,システムの処理速度の向上などが挙げられる.

ファイル

http://sp.ice.uec.ac.jp/thesis/igeta_master.pdf