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P2PによるWEB閲覧履歴の共有


著者

齊藤 恒夫

論文名

P2PによるWEB閲覧履歴の共有

発表年月

2005年2月

発表学会等

電気通信大学平成16年度卒業論文

概要

家庭用PC や高速回線の普及により、インターネット上には無数の情報が飛び交うようになった。インターネットの世界において、情報を公開する手段として最も多いのがWEB だろう。知りたい情報があれば、自分の持っている情報から、検索をかけることで所望のWEB を探すことが出来る。このように、既に知っている情報から、新たな有用な情報を検索し、得ることは簡単である。しかし、未知の有用な情報を得る手段としては、誰か別の情報を持ってる人に情報を提供してもらう以外に無いと言える。そこで、未知なるWEBの情報、すなわち自分以外の人が見たWEBはなにかしら有用な情報を持っていると考え、このWEBについての閲覧情報を提供してもらうことで、有用な情報を互いに共有できるのではないかと考えた。

匿名性の問題を考えると、ただ履歴を集めるだけでは問題が多い。そこで匿名性を高めることが出来るPure P2P型のネットワーク形態を採用し、P2P による履歴共有システムP2P Historyを作成する。作成にはJXTAというプロトコル定義とライブラリを使用する。評価方法は3 つのPeer でそれぞれ通信し、各Peerで入力を行なった後全てのPeer で同じ履歴を保持しているかを確認する。

Web 閲覧履歴を共有するためのアプリケーションP2PHistory を実装し、設計通りに動作することは確認できた。しかし履歴を共有することしか出来ておらず、Peer-to-Peer ネットワークが実現できるであろう機能はほとんど実装できていない。今後は、匿名性の確保、動的に変化するネットワークの構築、ブラウザとの情報伝達等の部分において実装していく必要がある。

ファイル

http://sp.ice.uec.ac.jp/thesis/saito_sotsuron.pdf